この大きなライトの付け根に、ルークがマーキングしようとする。
気づいているのだろうか、
こんな高くて大きな存在だということに。
その差にいつも笑えるのだ。
カメラをむけるとなにかもらえると思って、おすわりする。
こちらとしては自然体でいておくれと思うが、誰がそうさせた、こんな飼い主がそうさせたのだ。
最近では、ルークが被写体でなく、空や木をパシャリと写しただけでも、ルンっとシッポをふってやってくる。
ボクのこと写したでしょ?
散歩の途中、なにか踏んでしまったのか、片足を少しかばうように歩く。
急いで足の裏を見てみるけれど、砂のようなものが付着しているだけで、なにも見当たらない。
キレイにして歩かせてみるが、やっぱり気になるようだ。
ルークも足の裏をカミカミしている。
もう一度見てみると、
指と指の間の水かきの奥のほうに、まきびしの破片のような小さな植物のなにかがささっていた。
とても小さいが、これは気になるだろう。
抜くと、いつものように調子良く歩き始めた。
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ふ〜。