数ヶ月ぶりの旅行という名の帰省。
ルークも連れて石川県へ行く。
犬が苦手な父は少しずつルークを見慣れたものの、一定の距離を守りつつなるべく近づかない。
そんな父親を後ろから「ネェネェ」と親しげに近寄っていくルーク。驚きを隠さない父。
そんな光景もコントみたいに見えてきた。
さ!
早速、ルークを連れて近くの大きな公園へ行く。
日中は気温もあがるが、木陰に入ると風が抜けてとても涼しい。
高い建物がなく、地面と空をさえぎるものがないので気持ちいい。
ルークも早速走る。
芝とゆるやかな坂を楽しそうに走る。
右側に生えている緑はすべてクレソン。
きれいなお水で育てている。
よく見るとご自由にお取りください、という内容が書いてある。
橋から手が届く範囲はだいぶちぎられている。ルークは興味なし。
公園の真ん中には大きな潟があり、今日は大学生によるカヌーの大会が行われていた。
チビッコは遊具を満喫。
とても長いトンネルをずんずん入っていく。
少し心配したのか、ルークもずんずん入り、チビッコの前に行き進む。
もれなく私もついていく。
夕方になり、大会も終わったようだ。
カラフルなカヌーが学生たちに運ばれていく。
久しぶりに走れたね。
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別の日は、近場の海へ。
小さいころは泳ぎにくるというより、釣りにきていた海だ。
夏日の今日も、防波堤や浜に釣り人がいる。キス釣りか。
自衛隊の航空祭の練習か、ブルーインパルスがズキューンと飛んで行く。
ルークにとってはこれが2回目の海。
ボチャンと海に入るほど、水温も高くない。残念。
波打ち際を一緒に行ったり来たりして遊ぶ。
打ち寄せる波を避けつつ、楽しそうに走る。
以前ほど怖くないようだ。
気づけば、ルークは防波堤の先のほうにいる。
さっき撫でてもらった釣り人のおじさんの様子を見に行ったようだ。
なにかおこぼれでももらう気か。
しかし、そんな穏やかな様子もつかの間だったようで。
【before】
【after】
『ギャッ!』という声が聞こえるようだった。
イキモノのような波と打ち付けられる音にビックリして、猛ダッシュで帰ってきた。
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スマホの写真を振り返ると、ルークの遅い夏休みはこの写真でおしまいだった。
またいい季節に行こう。移動おつかれさま。