あ、ルーク?
ちがうか。
今日はド暑い中、お盆の帰省もかねて奈良へ。
少しの時間だけど、奈良公園へ行ってみる。
燈花会(2014.8.5~14)の影響もあってか人が多い。新鮮だ。
アジア人や欧米の人、とにかく外国人の観光客も多いようだ。
駐車場はどこもいっぱいのため、燈花会のメインのところからはどんどん離れ、奥の方で止める。
しかし、溶けそうなほどに暑い・・。
ネットニュースで見た。
燈花会のろうそくを入れるカップに注がれた水がシカに飲まれるというニュース。
鹿たちにとってもそれほどの暑さということだ→
コチラ
【違うイキモノにピクンとする鹿たち】
今回の楽しみはその鹿たちだ。私はやや久しぶりに対面する。
そして、たまに「子鹿???」と言われるルークを連れて行くのが楽しみだった。
たしかにルークはかなり鹿顔だと思う。
・・・・・・・・・・・・
ルークは車が奈良公園に入った途端、鼻を忙しく動かしていた。
インドに初めて降り立つとき、汗と体臭とスパイスの匂いが鼻全体にムワンっときて、異国に来たことを全身でビリビリ感じるような。
車から降りたルークは、無数に転がる黒豆に得体の知れないなにかを感じ、いつもより真剣にクンクンしていた。
匂いからいろんな情報を得る犬は、どんなことを感じただろう。
アウェイ感たっぷりで春日大社への道を歩いていくルーク。
普段のマーキングはしない。お手紙を書く相手がいないのだ。
なんせ地面全体からする姿の見えないイキモノの匂いで、忙しそうにしていた。
そして、とうとう売店の前で出会った鹿たちに、何度見かしていたルーク。
声も出ないようだった。
数匹の同種とは思えない大きな鹿に、どうしてやろうかと。
ル『ボクも仲間に入っていいですかー?』
ル『ボク、たまに似てるって言われるんですよ〜』
とうとう群れのボス的大きな角を持つ鹿が現れる。
たぶん、あやしいイキモノ(ルーク)がウロウロしてるウワサが耳に届いたのか。
ルークの近くを威厳を感じさせる歩き方で、ゆっくり過ぎて行く。
あやしいイキモノを確認しつつ、各グループに回覧板を回しているようだった。
ル『怪しまれちゃった』
そのうち、いたるところにいる鹿に慣れ、発見してもそんなに興味を示さないようになった。
一定の距離からは近づけないので、それ以上の関係はないのだなと悟ったのだと思う。
しかし、会う鹿たちからすると、仲間じゃないルークを不思議そうに黒い瞳で眺めている。
ル『あ!』
ル『アイツアイツアイツアイツ!』
飼い主が鹿せんべいをあげているのを、少しムキッとした感じで見つめるルーク。
飼い主「これはルークのんじゃないよ〜」
チビッコも喜んで鹿にあげる。
ル『もう〜!!』
ボクの分は・・?
少し寂しそうな感じで不服を伝えにくる。
2日連続の奈良はなかなか疲れた。
ルークもお疲れさま。とっても疲れたでしょう。
大好きなゴハンとおやつを食べて、グッスリおやすみなさい。